2010年11月26日

図書館総合展

図書館総合展に行ってきました。フォーラム3つ、がっつりと。

最初はローライブラリアン研究会の「知ってトクする判例☆エッセンス」。
前半が招待講演で、「家栽の人」原作者、ライターの毛利甚八さんによる「広島県少年院特別公務員暴行陵虐事件判決をめぐって」。少年院で起きた事件をめぐる、実際のところ無罪なのでは…?と思われる裁判についてのお話でした。実際の裁判というのは、政治的な状況、感情的な部分が入り込み、自分が思っているような絶対的なものではないのだと思いました。

後半はいしかわまりこさん、岩隈道洋さんによる判例検索のレクチャー。判例を絞り込むキーワードの難しさ、判例の要点のつかみ方など、短いけど充実していました。
終わってから、判例の検索というと、たいてい判例DBにどういうキーワードを投げていくかというテクニックだけど、例えば前半の話にあったような、だんだん証拠の薄さが露呈して無罪ではと思うのに有罪だったケースを探したい!というような、漠然とした内容を探したいとき、どうやるのだろう?と思いました。雑誌記事索引、それともとりあえずGoogleから…? 実際の裁判関係者はきっと周りの人力に頼ると思うのですが。

2つめは日本ファイリングの「自動化は図書館サービスに何をもたらすか」。
植松貞夫さんによる図書館サービスの変遷や今後の図書館経営についてのお話、そして図書館の機械化。実際に海外の図書館のスライドをたくさん見ることができ、これが面白かったです。ちょっと大げさすぎるような自動仕分け機(分類ごとに分けていく)、ホントに経費の節減になっているのか…?と思うような大がかりさでした。自動化と人の作業を上手くかみ合わした効率的な図書館経営…自動化してからだとやりにくいかもしれないけど、自動化にも評価が必要ではないかと思いました。

最後、ただでさえ疲れてきたのですが、超人気フォーラムなので過酷な立ち見でした。三田図書館・情報学会の「図書館システムの変容と日本のOPACの未来」。
慶應義塾大学の入江伸さんが新しく導入されたシステムについて、お話しされました。慶應の独自な図書館システムの歴史、今回は電子リソースの管理のため、海外システム、それに「自炊」と呼ぶ自前のシステム。紙と目録の図書館から、デジタル化資料と全文検索の方向を見据え、コストの再配分を考えつつ電子出版の実験…すごいとため息。ここですごい〜と思考停止に陥らないように、と自分を叱咤。

九州大学の片岡真さんも九州大学図書館のシステム更新についてのお話で、やはり電子リソースの扱い、冊子主体で使いにくいOPACの改善のためにディスカバリ・インターフェースの導入、SSO対応など。
図書館にシステムやweb技術は不可欠だが、システム全体を見通したり、プログラミングのスキルを持ったスタッフが少なくなったという話は確かにそう思いました。大学間の連携によって解決できないだろうか、という片岡さんに激しく同意。

自分のところのシステムリプレイスにも、何か生かしたい…! そう思うフォーラムでした。
posted by 目子 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月26日

出遅れる

全国図書館大会奈良大会、その後は遊びの関西旅行、戻ってくると仕事がたまっていてさあ大変、としているうちに、あっという間に一週間経ってしまいました…。
第13分科会(目録)に参加しましたが、会場でTwitterをやっているのかな〜と思われる人がいたので、どんなつぶやきがあったのか?と思って探してみようとしても、古い部分が見られず。リアルタイムで使えないときの活用法がいまいち分かっておらず、Twitterに馴染めない…。

第13分科会(目録)は「新時代の目録規則へ向けて」というタイトルを体現した充実した内容でした。「目録規則をめぐる今日的状況」「新しい国際目録原則」「RDA:『英米目録規則』の抜本的改訂」「JLA目録委員会の活動と新しいNCR」
「新しい国際目録原則」についてはあまり講演などもなかったので、5回開かれた会議による策定プロセスなどを聞くと興味深かったです。目録についての講演会というと、今まではFRBRの構造などについてのものが多かったけど、今回はもうその構造などについては知っていることが前提になっている内容で、やはり日本の目録をめぐる状況も進みつつあるのだなと思いました。そしてこの状況を踏まえた次期のNCR。やはりFRBRモデルへの対応、RDAの関連をどう取り入れるかなど、新しく変わっていく部分が今後示されていくようです。
posted by 目子 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 目録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

プラスマイナス

リニューアルしたWebcat Plusに、一致検索の簡易版機能WebcatPlusMinus(β)が加わったとのこと。
連想検索と書棚を除いたということでマイナス。

プラスマイナスしたらWebcatと同じ検索ができるようになったかも?と思って、前回試した本を検索しましたが、結果は前回と同じ(当たり前ですね、すみません)。セレンディピティにもほどがある、とつぶやいてしまう検索結果でした。「図書館所蔵のみ」を指定しても出てきません〜。

連想検索は「図書館出会い系」として、すごく面白いのだけど、一致検索で実務というのはなかなか難しそうです。タイトル完全一致を指定すると、結果がゼロだし…。

和書を見ているときは、さほどではありませんが、洋書の詳細データは内容紹介と目次、書名別名が超長いときがあり、なかなかにストレス。ぱっとみて、シリーズのタイトルか単行タイトルか分かりにくく、本のイメージをつかむまでが長い長い。どうも関連するISBNと書名別名が全部表示されているらしき書誌があり、(親書誌?)と思いながら、他サイトを見ると、明らかに単行書だったりしました。私が学生ならamazonの分かりやすさの方に行ってしまうかな〜? データが詳細なだけになんだかもったいないと思いました。
posted by 目子 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

図書館大会早割あと少し

平成22年度全国図書館大会は奈良で開催されます。詳細はこちら。
7月2日(金)までは参加費6,000円、それ以降になると7,000円になります。
今年は目録の分科会もあります。テーマは「新時代の目録規則へ向けて」。NCR「201X年版」について、世界の動向を示しつつ、意見交換や情報共有などを行うとあります。
posted by 目子 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月24日

連想果てしなく

リニューアルしたWebcat Plusが公開されました。
http://webcatplus.nii.ac.jp/
書棚のデザインやロゴなどほんわかとしてかわいい感じです。

そして連想検索を使ってみました。
ボタンに「この文章で連想する」とあるので、
「A new law of the sea for the Caribbeanを借りてレポートを書く。」という文章を入れてみました。実際の本のタイトルなのですが、連想結果248598件、最初の60件くらい見てみたものの、A new law of the sea for the Caribbeanは見つからず。
一番最初に出てくる「黄金艦隊の海 : The Caribbean sea」大須賀祥浩著以下、いろんな、思いもかけない本がたくさん出てきます。法律関係の本も出てきますが、「崖の上のポニョ」とか「アジア昆虫誌要説」E. ドノヴァン [著]とか、内容紹介や目次からとも思えないくらい多彩な本の数々。

その後一致検索へ。すると11件。しかもA new law of the sea for the Caribbeanが出てきません…。絞り込みが出来ない…。
Visions of America、Social Cohesion in Greater Chinaなどという本が出てきて、日本でも所蔵してNACSIS Webcatで引けるこのタイトルが出ないのは不思議ですが、このデータベースに向き合っている間は腹が立たないのも不思議。
洋書は「Nielsen BookData」の内容紹介がついているので(しかも和書より量がかなり多い)、そこのどこかがひっかかってくるのでしょうか。

Maritime law Caribbeanで一致検索を試しましたが、件名はひっかけてこない模様? 38件の中に見あたりません。
ちなみに連想検索でMaritime law Caribbeanだと4317件で、絞り込みたいけど、「連想ワードで絞込み」には「アガサ・クリスティ」がトップに来ていて、法律書を探す気が失せ、なんか楽しくなってきました。

できれば何とかしてほしいのが、1冊ずつの本のデータ、「書名別名」、本の別タイトルもオリジナルタイトルもシリーズタイトルも一緒くたに表示されているところですね。データとしては別に出来ているのだから、分かりやすく表示した方がよいのではと思いました。

まだまだ触ってみたばかりなのですが、不思議ちゃんデータベースの広げる連想を、どう面白く使えるか、今後の楽しみです。






posted by 目子 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。